パラグライダーのアキュラシー競技とは?
アキュラシー(Accuracy)
アキュラシー(Accuracy)→精度ということで、パラグライダーによって着地精度を競う競技です。中心の0ポイントはペットボトルのふた程度の大きさ。ここから離れた距離(cm単位)が得点になります。ですから、総合得点は0点に近いほど上位になるということです。
世界選手権では合計12本のフライトを行い、その合計得点で競われます。5本目以降は一番成績の悪い1本がカットされるので、1度の失敗は許されるわけです。しかし他の11本はミスができません。
世界選手権
世界選手権は2年に1回行われ、オリンピックのないスカイスポーツ界では最も権威のある大会といえるでしょう。
今回で第5回目となりますが、日本チームが参加したのが前回の第4回大会から。前回のリトアニアでの世界選手権は2月に凍った湖上でトーイング(ウィンチで引っ張りあげて高度を獲得する方法)で行われました。競技では-15℃以下では競技をしないというローカルルールもあったそうです。
では優勝するにはどのくらいの成績が必要なのでしょう。前回のリトアニアでの世界選手権では、スロベニアのMatjaz Feraric選手が総合得点62点で優勝。つまり平均で5.64cmだったんですね。すごい精度だと思いません?このくらいの精度じゃないと世界チャンピオンにはなれないんですよね。
世界のライバル
今回の世界選手権のライバル達は?アキュラシー競技は東欧勢が強く、パラ先進国のスイスやオーストリア、フランス、ドイツなどの選手は多くありません。地形的にヨーロッパアルプスではソアリングスポーツとして盛んなのに対して、地形的な事情から東欧ではアキュラシーが普及したのかもしれませんね。
個人の世界ランキングでは
1.Zoran Petrovic (セルビア)
2.Matjaz Feraric (スロベニア) 前回の世界選手権チャンピオン
3.Martin Jovanoski (マケドニア)
4.Rafael Kerin (スロベニア)
5.Metodi A. Metodiev (ブルガリア)
6.Andy Webster (イギリス)
右の写真上は現在ランキング1位のZoran Petrovic選手。Zoran Petrovic選手は昨年11月のワールドカップ朝霧大会で優勝しましたが、その時の平均得点が2.8cm。世界のレベルはまだまだ上がっているんですね。写真下はディフェンディングチャンピオンのMatjaz Feraric選手。彼の安定感は素晴らしい。ランキング3位のMartin Jovanoski選手は若い選手で、前回のリトアニアでの世界選手権では第3位。チームリーダーの岡氏によると、かなりうまい選手とのこと。
国別対抗では
1.スロベニア
2.セルビア
3.ブルガリア
4.マケドニア
5.イギリス
6.クロアチア
といった、東欧諸国が強いですね。
TEAM JAPAN
日本勢は、ポイントの高いワールドカップ等の主要大会のほとんどが、ヨーロッパで行われるため高得点が取れないのが現状です。が、実力からみると、ランキングではもっと上位を狙えると思います。
今回の世界選手権の日本代表で見てみると
48.岡芳樹
68.山谷武繁
95.川村眞
112.横井清順
139.菅野剛広
女子では
15.茂呂可寿美
18.本野広子
順位的には世界とは開きがあるようですが、技術やレベル的には日本勢がTOP10に数名入ることができると思います。女子はその可能性が高いので、表彰台には立って欲しいですよね。
気になる日本はというと、最新の世界ランキングでは第9位。個人のランキング同様、高いポイントの大会に出場できていないことが大きくランキングに反映されています。
しかし、今回はチーム力を結集して好成績を狙います。






